
デジタルとの付き合い方
スマホやパソコン、タブレットなどのデジタルデバイスは今や生活に欠かせませんが、使い過ぎによる健康などへの影響も指摘されています。この機会にデジタルとのつき合い方を考えてみましょう。
目的もなくスマホなどを使っている時間ありませんか
スマホやパソコン、タブレットなどのデジタルデバイスは知りたい情報がすぐに得られたり、動画視聴やゲームができたり、人とつながったりできるなど良い面がいろいろあります。それゆえ、知らず知らずのうちに目的もなく長時間使い続けてしまいがちです。
しかし、デジタルデバイスの使い過ぎは脳の疲労をまねきます。スマホなどを使っているあいだは、常に情報がインプットされており、脳は情報処理に追われるからです。その結果、集中力や思考力の低下、イライラやもの忘れ、疲労感、睡眠の質の低下などが起こりやすくなります。
デジタルデバイスがあれば便利で退屈しませんが、使い過ぎによる弊害があることを踏まえたうえで使用する必要があります。
デジタルデトックスでデジタルとうまくつき合おう
デジタルデトックスはデジタルデバイスの良い面を活用しつつ、デジタルデバイスを使わない時間を意図的に設けて脳の負担を減らし、デジタルと共存していくための取り組みです。継続的に行うことが大切で、日常生活の中でこまめに行うことで効果が期待できます。
まずは、目的もなくデジタルデバィスを使っている時間を減らすことから始めてみましょう。最初は手持ちぶさたに感じるかもしれませんが、ぼんやりすることで脳ではインプットされた情報が整理されており、負担が軽減されます。また、デジタルデトックスをするとデジタルデバイスに流れていた注意力が自分や周りの人にも向いて、自分と向き合う時間や大切な人との時間の充実につながります。
こうした経験を通して自分にとって最適なデジタルとのつき合い方を見つけましょう。
デジタルデトックスで
期待できる効果
-
- 頭(脳)の疲れが取れる
- 気持ちがスッキリする
- 目の疲れが取れる
-
- 睡眠の質が良くなる
- ストレスが減る
- 安心感が増す
-
- 想像力(創造力)が高まる
- 五感がさえる
- 幸せな気持ちになれる など
出典:般社団法人日本デジタルデトックス協会のホームページ
今日からできる
デジタルデトックス
スマホを触る時間を減らすことから始めるのがおすすめです。こどもにデジタルデトックスをさせたいときは家族みんなで取り組み、スマホがなくてもこどもが不安にならないように楽しく過ごす工夫をしましょう。
-
スマホを使わない時間を決める
- 目的もなくスマホを見てしまう時間はスマホを使わない時間にする。
電車や信号の待ち時間/電車などでの移動中/歩行中や食事中/朝起きたとき/散歩のとき
-
デジタルフリーゾーンを作る
- デジタルフリーゾーンはデジタルデバイスを持ち込まない場所のこと。これを設けてスマホを触らない環境を作る。
寝室(ベッドの中)/トイレやお風呂/食卓
-
スマホアプリの断捨離をする
- 半年以上使っていないアプリは削除する。また目的もなく開いてしまいやすいSNSのアプリなどはフォルダーを作り、そこに入れる。
-
自黙豊かな場所で過ごす
- 自然の中には興味や関心をひくものがたくさんあるため、スマホがなくても退屈しない。週末などを利用して自然豊かな場所へ出かける。